Origin

 これは、代表が中学生の頃に初めて作った再構築トートバッグです。お気に入りで大切にしていたジーンズでしたが、成長期だったため、すぐに履けなくなってしまいました。おしゃれに目覚めてから初めて買ってもらったジーンズで、これを履いて出かけたたくさんの思い出が詰まっています。サイズが合わなくなって履けなくなったけど、どうしても手放したくなくて、、、でもタンスに眠らせておくだけじゃなく、ちゃんと使っていたかった。そこで思いついたのが、トートバッグに再構築(アップサイクル)することでした。ミシンなんて全然扱えなかったので、おばあちゃんが一緒につくってくれました。それもいい思い出です。今でも現役で愛用しており、自分色に染まって味が出てきました。

After Story

 おばあちゃんとトートバッグを作って以来、服作りにハマりました。そして、私の服作りの哲学は、「再構築」になりました。自転車のチェーンで汚れて使えなくなったホワイトデニムにインド刺繍リボンをドッキングさせてみたり、家具屋で廃棄される予定だったカーテンサンプルをもらって、それからパンツを作ってみたり。とにかく「使えるものは使ってやろう」ってスタイルです。

 今までは趣味で衣服を「再構築」してきましたが、これを事業として行いたいと思うようになりました。なぜなら、衣服の再構築は「思い出を生かし続ける」という価値に留まらず、環境問題にも貢献できることに気付いたからです。
 アパレル産業は石油産業に次いで2番目に環境を汚染していると指摘されています。服を生産するには、地球に大きな負荷をかけます。実際、ジーンズを1本生産するためには約10,000Lの水を消費し、約20kgの二酸化炭素を排出しています。しかしながら、環境を犠牲にしながら服を作っているにも関わらず、今では大量生産・大量消費・大量廃棄の消費スタイルが当たり前になり、服は簡単に捨てられてしまいます。
 もし、あながた着られなくなった衣服を捨てずに再構築してくれたら、約10,000Lの水資源と約20kgの二酸化炭素の排出を無駄にせずに済みます。また、通常エコバッグを生産するにも環境に負荷をかけますが、当サービスでは、環境に負荷をかけずに作ることが出来ます。
 使わなくなった服・使えなくなった服を捨てるのではなく、再構築してまた大切に使い続けてほしい。そう願ってこのサービスをスタートしました。